欧米並とはいかないものの、日本でも離婚率が高まってきていて、離婚を専門に扱う弁護士も増えています。そうした状況において、不貞行為の相談が増えている状況です。配偶者の不貞行為の場合、不貞行為の証拠が重要な役割を担うことになります。そのために、探偵事務所を活用する人が増えているのも事実です。ただし、それを上手く使って交渉事を有利に進めるとなると、それは弁護士の土壇場であると言えます。それというのも、弁護士は協議に長けているため、その証拠を使って不貞行為を働いた配偶者から有利な条件を引き出したり、離婚協議を依頼者の希望のままにすすめることが可能であるため、証拠があれば弁護士にきちんと提出することです。
不倫というのは、民法上の不法行為に該当するため、名誉を傷つけられたり、不利益を被ったりした配偶者は、慰謝料を請求することが法的に認められています。また、配偶者の不貞行為によって離婚に至った場合には、基本は300万円、または、それ以上の慰謝料を請求することが可能な場合があります。それも、離婚に強い弁護士に相談し、戦略的に離婚協議に取り組む事が大切です。弁護士に相談をする上で大切なことは、自分はどうしたいかをはっきりさせることです。
離婚協議をする上で大切なことは、自分の条件をできるだけ相手に納得して有利な条件を引き出すことです。それに関しては、予め弁護士にきちんと相談をしておき、考えを共有しておくことが要となります。弁護士は自分の代理人であり、自分の考えのもとに離婚協議を進めて行くことになります。そのため、自分は何をしたいか、結果的にどういった条件を引き出したいかということが明らかになっていなければ、弁護士も動きにくいところがあります。